2018
10.26
その52 石鹸の歴史
私たちの生活に深く浸透している石鹸。
石鹸はローマ時代、サポー(Sapo)という丘で羊を火であぶっているときに、したたり落ちた脂肪が木の灰と混ざり偶然できたのが起源とされ、石鹸(Soap)の語源もサポー(Sapo)からきたと言われています。
メソポタミア文明の遺跡から発掘された紀元前3000年頃の粘土板に、石鹸に関する最古の記録が残されています。
そこには楔文字で「油1に対し植物の灰5.5」と石鹸の作り方が刻まれていたそうです。
そこからさらに時が流れ、8世紀頃に本格的な石鹸製造が始まりました。
ローマ時代と同様、石鹸は動物性脂肪と木の灰から作られていたようです。
現在のように良い香りのものではありませんでしたが、汚れを落とす効果は証明されていました。
石鹸の歴史から、いつの時代も人々は清潔を求めていたことがみてとれます。
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