2018
10.12
その51 お風呂いただきますの挨拶
「お先にお風呂いただきます」
自宅以外のお宅でお風呂に入る際に使われる言葉です。
お風呂を上がった際には「お風呂ご馳走さまでした」と言います。
このような風習が生まれたのは、各家庭に風呂が無い時代に、風呂が大変貴重で贅沢であったことが要因だと言われています。その当時、お風呂を借りる事は「もらい湯」と呼ばれ、物をいただくのと同じくらい感謝されました。
また、風呂を薪で沸かしていたため、もてなす側は汗をかきながら火加減を調整しお風呂を準備しており、客人はそのもてなしの心に深い感謝の意を込めて「お風呂いただきます」「ご馳走さまでした」と言うようになりました。
現在では少し不思議な言葉に感じるかもしれませんが、とても日本人らしい言葉のやり取りです。
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