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お風呂古今東西
2018 09.28
その50 日本人の風呂好きと水質

水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれており、水1,000ml中に溶けている量を表した数値を「硬度」といいます。硬度が120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」といいます。

硬水の風呂に浸かると肌がカサカサになります。

それは、体を洗う時に使う石鹸の成分が硬水のミネラルと化学反応を起こして、皮膚の上に薄い膜を作り、それが乾くことによって肌が荒れる事が原因です。

 

そのため、ヨーロッパやアメリカでは、硬水に合わせた肌の荒れないうるおい成分の入った石鹸等が使用されています。

 

日本の水のほとんどは軟水です。石鹸とも相性が良く、肌に優しく気持ちよく入浴することができます。

日本で入浴文化が大きく発展したのは、風呂に最適な軟水という水質に恵まれた事も一つの要因だと言われています。

 

日本人が入浴好きな理由は諸説ありますが、大自然によって与えられたと考えるのも一興ではないでしょうか。

 

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その49 武士と町人の入浴

 

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執筆者:Dr.デベロ
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