2016
10.01
その3 ケロリン桶
誰もが一度は目にしたことのあるケロリン桶。
子供が蹴っても腰を掛けてもビクともしない頑丈さから、別名「永久桶」とも言われています。
そもそもケロリンとは内外薬品が製造販売する鎮痛剤のこと。
昭和38年に、睦和商事の営業スタッフが、内外製薬に「湯桶にケロリンの広告を出しませんか?」と持ち掛けたのがきっかけで、ケロリン桶は誕生しました。
衛生上の問題から、銭湯の湯桶が木から合成樹脂に切り替えられる時期と重なり、好評を博して全国の銭湯、温泉、ゴルフ場の浴室へと普及していきました。
人気コミックを映画化した「テルマエ・ロマエ」でも、重要な小道具としてケロリン桶が使われています。
浴室でこのケロリン桶を見ると、自然と気持ちが和んでしまうから不思議です。
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