2017
09.01
その25 温泉の湯の色
白、赤、緑、青…温泉の湯の色は実に様々です。
温泉は地球の地下深くに眠っていて、それが自然に湧出するか人間の手で掘るかで引き出されます。
温泉には多くの成分が含まれていますが、湯が地表に噴出し温度や気圧が急激に低くなったり、空気に触れたりした際に湯の成分に化学反応が起こり、湯の色に変化が現れます。
白骨温泉(長野県)は乳白色の湯が有名ですが、この色の正体は主に硫黄成分だと言われています。
湯口から流れ出た透明な湯は、空気に触れることで湯に含まれる硫黄成分が固まります。
沈殿物が多いほど濃い白色となります。
鉄分を多く含む温泉は赤や茶に変化し、マグネシウムが多ければ緑色に変わります。
湯の色が濃ければ濃いほど、その成分が豊かである証拠と言えます。
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