2017
03.17
その13 番台とフロント
現在、東京の銭湯は3割程度が番台で、残りはフロント形式です。
番台の特徴は、入口を背にして脱衣場や浴室の方向を向いて設置されているということです。
外国人が見ると、背を向けてお客様を迎えるスタイルは驚かれることも多いようですが、番台はその名のごとく「番をする台」ですので、服などの盗難を監視し、浴室での事故がないように見守っていなければならないのです。
入浴代の受け取り、石けんやタオルの販売をしながら、お客さんの日常を気遣う会話をするのも仕事の一つです。
近年は、番台からフロントへ変える銭湯が多くなりました。
しかし、「番台」の設置目的を知ることで銭湯独自の趣を深く感じとることが出来るのではないでしょうか?
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