2016
11.25
その7 銭湯経営者の出身地
東京や大阪の銭湯の初代経営者には北陸出身者が多いという意外な事実があります。
北陸の人は真面目でよく働くと言われておりますが、江戸時代の頃から、雪の積もる農閑期には出稼ぎへ出る人がたくさんいました。出稼ぎの職業は大工や左官などが多かったようですが、その中に銭湯での仕事もありました。
銭湯は現金を扱う仕事ですので、人を雇うにも「信用」が何よりも大切でした。その為血縁のある人たちや、同郷の信頼出来る人を呼び寄せ、働いてもらったのです。
従業員としてノウハウを学び、独立して新しい銭湯を開業する人もいたことから、北陸出身者の多い業界となっていきました。
銭湯にお出かけの際には、番頭さんにお話を聞いてみて下さい。
もしかすると、創業者は北陸のご出身かもしれません。
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