介護の現場には様々な声があふれています。
介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。
介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。
創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。
ここではそんな声の数々をご紹介していきます。
昨今、介護職員の確保のため、自治体等でも介護の仕事のPRを行っています。
しかし介護の担い手不足の声がやむ事はありません。その背景には、介護に対するネガティブイメージがまだまだ強いことや、それらの仕事を通じて得られるやりがいや感動等を伝えきれていないことがあるのではないでしょうか?
この「お風呂info」を開設した理由の一つに、介護の魅力等を広く発信したいという想いがありました。ですが、そのためにはどのような情報を発信すればよいのか手探り状態が続いています。
そのような中で本サイトにぴったりの情報を頂いたので、ご紹介致します。
小学校6年生の女の子が、職業について調べる学校の課題で、介護を題材にして特選に選ばれました。
女の子は〈このテーマを選んだ理由〉として
・家にあった昔のアルバムを見ていて、ひいおじいちゃんのつくった会社が福祉の仕事と知ったから。
・今も残っていて親せきがいきいきと仕事をして、あこがれたから。
・高齢の人に安心して暮らしてほしいから。
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と述べています。(□内原文ママ)
その後、介護の資格にはどのようなものがあるか等がまとめられており、最後に〈感想〉として、
私は福祉の仕事を調べて、こんなにあるんだと思いました。 介護などのことは知っていましたが、相談にのってあげる仕事があるのは知りませんでした。 他にも、介護の道具をつくったり色々な仕事があるのを知りました。
前に親せきの会社で入浴訪問車を見たことがあります。 中には、組み立て式のおふろがあり、家で組み立てておふろにいれるというものでした。 そのアイディアに私はおどろきました。
私もそんなものを考えてみたいと思い、福祉の仕事について調べたのです。 私もこんな仕事につきたいと思う仕事がいくつかあり、今度はしっかり選びぬいてかければと思いました。
もっと色んな仕事を調べて体験してみたいです。
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と結んでいます。(□内原文ママ)
日々、介護・福祉の仕事の良さをどう伝えれば良いのか頭を悩ませていますが、その根幹は何かを突き詰めると結局「スタッフが生き生きと働いているかどうか」に行き着くのかもしれません。
仕事ですから、当然つらいことや厳しいこともあると思います。
ですが、本当に胸を張って誇れる仕事ならば、それが働きぶりに表れ、良さが伝わっていくのではないでしょうか?
「いきいきと仕事をして、あこがれたから。」
過度なPRを企画するよりも、生き生きと仕事をすることが最大のPRにつながる。
こんなにも当たり前で大切な事に気づかせてくれたこの子が、将来自分が誇れる仕事に就ける事を祈っています。
訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。
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