2024
04.19
前照灯~『入浴福祉新聞 第108号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第108号』(平成21(2009)年4月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
前照灯
重い病気を避けるには、定期検診で以上の早期発見が不可欠。だが多くの人が「自分は大丈夫」と過信して検診を怠る。
要支援や要介護も同じで、予防対策が欠かせない。
改正介護保険で、この予防事業への大々的な取り組みが決められたが、思うように普及していないようだ。
その理由のひとつに、予防教室の会場が遠すぎるからである。
そこで茨城県の某市では、高齢者の居住地近くに会場を設定できる[巡回型の予防教室]を展開してゆくことになった。
予防事業同様、訪問リハビリも介護保険メニューにしては利用者も利用頻度も異状に少ない。利用の仕組みが複雑怪奇だからだが、茨城県では[在宅介護の時代]のなかで、もっと活用すべきメニューに位置づけ、独自の制度を設けて注目されている。
茨城県立医療大学や医療機関の全面協力を得て、地域リハビリテーション支援ネットを整え、訪問リハビリに積極的な訪問看護の20事業所を「訪問リハビリステーション」として県が指定をしている。
脳卒中後遺症の要介護者は、[訓練室リハビリ]だけではなく、自宅で暮らすための[生活リハビリ]が必要。
訪問リハビリをもっと広げるべきである。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。