2023
05.05
編集室~『入浴福祉新聞 第95号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第95号』(平成18(2006)年12月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
編集室
全国民を震撼させた〔耐震偽装マンション事件〕で、いわゆる〔お墨付き〕への疑念が広がっている。
消費者主催や利用者本位という時代の流れの中で、さまざまなモノやサービスの安全や質を保障する〔認証や評価や適格証の類〕が普及してきた。それが、悪辣な建築関係者によって、すべてに疑いの眼差しがむけられそうな気配なのだ。
介護保険の分野では、新年度から「介護サービス情報の公表制度」がスタートする。
事業所の業務実態を調査員が年に一度訪問し、キメ細かに確認した事実を公開してゆくのである。調査員が来るから一夜漬けで文書や体裁を取り繕うようでは困る。
〔インチキマンション事件〕を他人ごとにしてはいけないし、調査員もいい加減なチェックで済ませてほしくない。それだけに、調査員の要請はしっかりと行ってほしい。本紙の編集担当は、グループホームを訪ねていろいろと訊ねたり、文書を確認したりする外部評価調査を手伝う機会がある。
痛感することは、どこの福祉事業所も〔コスト削減〕が大命題になっているなか、どうしたら質の確保と向上が実現できるのかである。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。