介護の現場には様々な声があふれています。
介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。
介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。
創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。
ここではそんな声の数々をご紹介していきます。
訪問入浴実習から学んだこと K・M
社会福祉援助技術現場実習で訪問入浴の実習をしました。私の祖母も訪問入浴利用したことがあり、とても身近な存在にあった訪問入浴だったので、どんな事業なんだろうと思いとても興味がありました。
まず、入浴車の中を見せていただきました。様々な道具や器材があり、1日2日で全部覚えるのは大変だと感じました。
1件目の利用者様の居宅を訪問し主に見学をしました。私は、早く手順を覚えて何か力になりたいと思い、一生懸命覚えました。
2件目では、自分から何が出来るか、積極的に動きました。なかなか難しかったけど少しは力になれたと思いました。
実習をして感じたことは、利用者様に対するサービスはもちろん、ご家族に対する介護の相談や傾聴もすごいと感じました。きっと利用者様のご家族も安心でき、また、ご家族の意見が将来の福祉の質を高めるのだろうと感じました。
最後にスタッフから「私たちを将来は介護してね」と言われました。スタッフに関わらずきっと皆さんの将来に不安を抱えておられるのだと思います。
今の若い人達は、人生の先輩方から学べるものはすべて受け継いで、未来の日本をどうにかして不安のない日本へ変えていかないといけないし、これは、生きていく上での永遠のテーマだと思います。
訪問入浴の実習をおこなってから、ほんの少しですが、成長できたと感じました。
訪問入浴のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。日ごろ学校では学ぶことのできない事を沢山学ぶことが出来たと思います。私も一度訪問入浴を体験してみたいと思います。また機会があればご指導よろしくお願いします。
頑張って水俣を支える男になります。
許可をいただきまして、水俣市社会福祉協議会 入浴スタッフ一同様が発行されている
『水俣市入浴車だより(平成27(2015)年11月発行)』から、掲載させていただきました。 |
訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。
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