2017
11.10
茨城県出身の力士 若浪順
大型力士の大内山関とは対照的で、全盛期に100kgを超えたことはまれであった、
最軽量の平幕優勝者 若浪順を紹介します。
若浪関は、昭和16(1941)年、現在の坂東市矢作に生まれ、昭和32(1957)年3月に初土俵を踏みました。
昭和38(1963)年5月入幕。
得意手は左四つ、つり出し、うっちゃりで、小柄ですが、足腰のよさと腕力の強さは抜群でした。
昭和43(1968)年3月場所、前頭8枚目の若浪は13勝を上げて優勝します。
その場所、3日目と8日目に敗れて2敗のまま千秋楽を迎え、大関 豊山と小結 麒麟児も2敗で並んでいました。
3人のうち、まず若浪が土俵に上がり、曲者の海乃山(茨城県竜ケ崎市出身)をつり出しに破ります。
この勝利に緊張が増したのか、後の2人は相次いで敗れ若浪の優勝が決まりました。
当時私は9歳でしたが、この時の取り組みを今でも鮮明に覚えています。
公益財団法人常陽藝文センター・発行『常陽藝文2017年4月号』参照
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