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2019 12.20
21世紀の温泉のメインテーマは家族や仲間と一緒に〔湯と戯れる〕?~『入浴福祉新聞 第75号』より~

 

『入浴福祉新聞 第75号』(平成13(2001)年4月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

21世紀の温泉のメインテーマは家族や仲間と一緒に〔湯と戯れる〕?

 

いま温泉地は、〔カイシャの慰安旅行で1泊宴会〕がカゲをひそめてしまい、家族や親類、気の合った中高年仲間や女性グループなど、少人数で楽しみに行くスタイルへと確実に変化してきました。

そうしたなかで、温泉業界が注目しているのは、藤田観光が神奈川県で経営してきた「箱根小涌園」です。

同園は、首都圏の〔温泉宴会旅館〕の代表的な存在でしたが、これからは〔少人数の日帰り〕が温泉レジャーの主流になると判断。1500人も収容できた旅館の閉館。その跡地に120億円もの巨額を投入して、温泉テーマパークともいうべき『ユネッサンス』を、今年1月にリニューアルオープンさせたのです。

敷地は東京ドームのざっと3倍の14万㎡。ここに、①水着で温泉を楽しむユネッサンス、②裸でくつろぐ森の湯、③食事と買い物ができるミオモール、といった3つのゾーンを造りました。

そして、浴室と浴槽の装飾に工夫を凝らし、ナント100種類のお風呂を設置したそうです。霧に映像が映し出される「水の神殿」を配置した地中海のお風呂」…「古代ローマ風呂」を模したもの…トルコ風の公衆浴場「ハマム」…死海の塩を溶かした「死海風呂」…洞窟風呂…和風造りの樽の湯…などなど。その浴室総面積は1600㎡にもなり、1日最大7700人まで収容が可能だそうです。

いわば、21世紀型の温泉リゾートの提案ともいえ、年間100万人の利用を見込んでいるとか。

ちなみに、水着で入る「ユネッサンス」と裸で入る「森の湯」の共通入場料は、大人が4000円、子供が2000円。「ユネッサンス」のみは大人が3500円、子供が1700円。「森の湯」のみは大人が1800円、子供が900円。意外と安いといえるかも知れません。

こうした温泉旅館大改造の動きは、これまた〔宴会温泉〕として一世を風靡し、親しまれてきた福島県いわき市の「常磐ハワイアンセンター」が1990年に、「スパリゾートハワイアンズ」と名称も内容も変えて以来、大なり小なり、全国に波及し始めたといわれます。

ちなみに、この「スパリゾートハワイアンズ」も、水着で入る浴槽と裸で入るお風呂の両方があり、年間入場者数は130万人を誇っています。

また、千葉県勝浦市にある「勝浦ホテル三日月」も、昨年の7月に『スパ三日月龍宮城』をオープン。大浴場のほかに、ウォータースライダー…25メートルプール…流水プールなどを備えていて人気を得ているとか。

全国各地に誕生してきた「クアハウス」のように、温泉をしっかりと保健的に利用してゆこう、との動きがある一方、こうした〔湯と戯れる〕をテーマにした大型レジャー施設はこれからますます増えてゆくかも知れません。

 

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

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