BATHINGお風呂
2020
02.07
高齢者こそ〔朝浴〕の習慣を!~『入浴福祉新聞 第78号』より~
『入浴福祉新聞 第78号』(平成14(2002)年1月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
高齢者こそ[朝浴]の習慣を!
睡眠中に硬化した身体ほぐれ朝食も美味い
高齢になっても第一線で活躍している人のなかで、意外に多いといわれるのが[朝シャワー]愛好者です。
ほんの少し熱めのシャワーをサッと浴び、交感神経を目覚めさせ、「今日も1日ばりばりシゴトをしよう」と意欲を喚起させるのです。
若い女性の間では、依然と[朝シャン]がすたれていないようですが、元気溌剌の仕事大好き高齢者や若い女性だけに、[朝浴]を独占させるのはもったいないハナシ。引退したが、要介護にはなっていない、まずまず元気な高齢者も、朝のシャワーや入浴をどんどんしたらどうでしょう。
といいますのは、睡眠中は誰もが寝返りぐらいですから、朝は身体が硬くなっています。当然それは、高齢者ほど顕著になり、なかなか身体のエンジンがかかってくれません。そこで、朝一番の日課にシャワーや入浴を思い切って組み込んでしまうのです。
もちろん体調を考慮して高温浴は禁物。[夜浴]よりほんの少し高めでいいでしょう。
朝のシャワーや入浴でコチコチの身体をほぐし、内臓の準備も整えれば、朝食も美味しくいただけますし、「さあ今日は何をしようか?」といった積極性も出てくるのではないでしょうか。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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