日常から介護まで総合入浴情報サイト

お〜風〜呂.info

日常から介護まで
総合入浴情報サイト

BATHINGお風呂
2020 09.18
自立高齢者の95%がほぼ毎日入浴!~『入浴福祉新聞 第102号』より~

 

『入浴福祉新聞 第102号』(平成19(2007)年11月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

自立高齢者の95%がほぼ毎日入浴!

夏も浴槽主義!少し気になる湯温の高さ

~茨城県立医療大調査

 

いまの若い人はシャワー浴が中心といわれますが、高齢者はやはり〔浴槽主義〕のようです。

茨城県立医療大学の中村摩紀氏と堀内ふき氏が、平成14年に、茨城県内の自立高齢者を対象に入浴週刊ンおアンケート調査をしたところ、95%の方が「ほぼ毎日入浴」をしていて、「1日おき」が5%という入浴好きが浮き彫りにされました。

調査に協力したのは、同県の東町、水戸市、阿見町に住み、公開講座や生涯学習、介護予防教室などに参加している高齢者139名で、平均年齢は72歳でした。

興味深いのは、7月から10月の調査にも関わらず、「いつも浴槽入浴」が83%も占め、「たいてい浴槽入浴だが、時々シャワー」と答えた方が9%だった点です。つまり〔高齢者は浴槽に固執〕する傾向が顕著な点です。

この傾向は、子供や孫と同居している高齢者ほど強く、夫婦のみや一人暮らしになると、手間を考えてシャワーで済ませる率が高くなっていました。

少し気になるのが、入浴温度です。38℃から40℃未満が36%で。40℃から42℃未満が42%、42℃以上が6%もいたことです。38℃未満は9%でした。

夏期に40℃前後の湯温に入ると、かなりの発汗があるはずで、血液粘度の上昇が心配されます。ちなみに、〔好みの入浴温度と年齢〕とは相関関係がみられなかった、とのことです。

入浴の理由は、「さっぱりするから」98%、「疲れをとるため」96%、「生活習慣だから」92%。「気分がリラックスするから」91%といった項目がベスト5でした。

この調査結果は、「茨城県内の地域高齢者の入浴習慣」と題して、『茨城県立病院医学雑誌』平成15年7月号に掲載されています。

 

 

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

日常から介護まで 総合入浴情報サイト お風呂インフォ

いいね!
ツイート

    お名前
    メールアドレス