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2020 07.10
編集室~『入浴福祉新聞 第91号』より~

 

『入浴福祉新聞 第91号』(平成17(2005)年2月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

編集室

 

昨年は台風による風水害と大地震も発生し、かなりの死傷者を出してしまった。日本人のほとんどは、地震…洪水…崖崩れ…津波…な自然災害の危険地帯に暮らしているという。が、自然の猛威に強い国づくりがされず、〔災害福祉〕対策も遅れが目立つ。10年前の阪神大震災の教訓もあまり生かされていないようだ。

現在でも、多くの自治体では残酷にも、学校の体育館を避難所に指定しているはずだし、避難生活できわめて重要なトイレやお風呂の対策もおざなりである。

あの阪神大震災の1か月後に、(財)日本健康開発財団が、〔被災者の入浴機会と健康〕を調査したところ、早期に入浴した被災者ほど健康被害が少なく、なかなか入浴できなかった被災者ほど心身の調子の回復が遅れる、との結果を得た。これはかなり重要だ。

この事実を本紙では1996年第55号で大きく紹介したものの、残念ながらマスメディアや災害対策関係者の話題にはあまりならなかった。

精神科医や心理療法士の派遣も大切だが、絶望の底にある被災者の心を本当に癒してくれるのは、お風呂なのだ。

 

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

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