『入浴福祉新聞　第81号』(平成14(2002)年9月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

子育てにもっとお風呂マッサージを

突然キレたり、元気なく閉じこもったり…。最近の子供がオカシイのは、乳幼児時代の育て方が悪いからでは、といった反省もあり、母親や父親が赤ちゃんの背中や手足にたっぷりと触れる〔ベビーマッサージ〕が注目されています。

〔タッチケア〕とも呼ばれていて、もともとは新生児集中治療室でケアを受ける未熟児に対して行われていたのですが、体重の増加など身体の発育…ストレスホルモンの減少による情緒の安定…親子の絆の深まりや人間への信頼関係の構築…など普通の赤ちゃんにも、心身の健全な発達を促すことが判ってきたのです。

すでに、「日本タッチケア研究会」「日本マタニティビクス協会」「日本インファントマッサージ協会」「ベビーマッサージ研究会」「国際ボンディング協会」などの団体やグループが普及や指導者養成などの活動をひろげているのですが、タッチケアに最適な機会はなんといってもお風呂。入浴の凄い効用をあらためて痛感します。

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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