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2020 04.24
[冷房病]にも微温半身浴が効果的!高温全身浴は症状を悪化させる恐れも~『入浴福祉新聞 第85号』より~

 

『入浴福祉新聞 第85号』(平成15(2003)年11月15日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

[冷房病]にも微温半身浴が効果的!高温全身浴は症状を悪化させる恐れも

 

東京電力が原子力発電所の総点検を進めているなか、首都圏では電力供給不足による夏場の電力危機も取沙汰されています。

しかし、湿度も高くて暑い日本の夏に、仕事をしようとなると、どうしてもエアコンに頼ってしまいます。

その結果、一日中オフィスにいる人は、手足が冷えきった感覚が抜けなくなり、頭痛・・・めまい・・・のぼせ・・・肩こり・・・慢性疲労・・・などを訴えるようになる恐れがあります。これが俗にいう[冷房病]です。

この[冷房病]とは、「室内と屋外の、著しい気温差に長時間さらされた結果、自律神経の働きが弱まり、体温調節機能が低下したことによるさまざまな体調悪化の症状」なのですが、オフィス勤務の女性の約半数が[冷房病]を訴えるとされ、厚着をする・・・腹巻やレッグウォーマーを身に付ける・・・などで自衛している光景すら見かけます。

このほか、飲み物は温かいものに・・・香辛料を使った食べ物を多く摂るようにする・・・などいろいろな自衛策はあるとはいえ、効果のほどを考えますとやはり、入浴に勝る方法はないようです。

しかし、カラダの冷えが抜けないからといって高温浴は禁物。すでに体調を崩しているわけですから、高温浴でカラダに負担をかけたら、夏バテが出やすい秋になると、もっとヒドイ症状になる恐れもあるのです。

[冷房病]の予防でも、38℃前後の微温湯に、胸まで入る半身浴が鉄則。微温浴で血流量を増やし、保温効果を期待しましょう。

若い世代ほど、夏季はシャワーで済ませる人が多くなった昨今ですが、シャワーでは[冷房病]の予防は難しく、どうしてもという場合は、あがる際、手足に40℃の熱めのお湯をかけた後、30℃ぐらいの冷水をかけて出ると浴後にホカホカしてくるはずです。

 

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

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