BATHINGお風呂
2020
08.14
児童のアトピーはシャワーで大改善の朗報~『入浴福祉新聞 第97号』より~
『入浴福祉新聞 第97号』(平成18(2006)年9月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
児童のアトピーはシャワーで大改善の朗報
皮膚疾患に対する湯浴の効果もっと研究を
さまざまなアレルギーに悩まされる現代人が多くなり、小学生の10数%はアトピー性皮膚炎だという。
アレルギーはまだ、決定的な治療法がないため、国も免疫医学から原因と対策の研究に乗り出してはいる。
小児生体防御学が専門望月博之群馬大学講師ら厚生労働省の研究班が、昨年と今年の6~7月、群馬県内の小学校7校に通うアトピーの児童53人に協力をお願いし、学校の昼休みに4分程度の温水シャワー浴を続けてもらたところ、全員とも症状が改善。温水シャワー浴を続ける前を100とすると、平均で36にもなったというから驚きだ。
アトピーの児童は、体育んど日中の活動で汗や埃が皮膚に付着する結果、痒みが発症。掻きむしったりしてよけいに悪くなる場合も少なくない。シャワー浴をすることで、皮膚への刺激がおさえられるらしい。
要介護高齢者の褥瘡でも、頻回の入浴などで幹部を清潔にすると、健全細胞の増殖力が喚起され、早く治るとの報告もある。皮膚疾患に対する湯浴の効果をもっと研究してほしい。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
日常から介護まで 総合入浴情報サイト お風呂インフォ