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2018 08.31
もう飽きたの“朝シャン”~『入浴福祉新聞 第36号』より~

 

入浴福祉新聞 第36号』(平成3(1991)年7月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

もう飽きたの“朝シャン”

でも“まち”がほこりっぽいのでゴシゴシ洗いは続くでしょう

 

 

これも「日本人の飽きやすい性格」を象徴しているのかもしれませんが、「朝シャンブーム」が早くも下火になってきたそうです。

1985年から生産物の動態統計をとっている通産省の資料によると、昨年は初めてシャンプーの出荷量が前年を下まわりました。その要因は、諸説いわれているものの、専門家の多くはやはり「朝シャンプーブームの終焉」とみているようです。

 

朝風呂ならぬ、朝に髪の毛を洗う“朝シャン”が、“過剰清潔のシンドローム”気味のOLや女子大生の間で流行し始めたのは、7~8年前からでした。

髪の寝ぐせがなおる・サッパリする・シャンプーの残香がいい…などの理由で、ピークの1989年には、若い女性の半数以上が「週に1回以上は朝シャン」すると答え、「ほとんど毎日シャンプーする」という人は18%強にも達しました。

 

ブームに便乗して、朝シャンタオルや朝シャン道具なども、飛ぶように売れました。

しかし、「洗髪のし過ぎは髪を痛める」「水質保全の面からも洗剤の使用過多は問題だ」と、警告をする識者もあらわれて、昨年あたりから打ち止め気配になったのでしょう。

 

とはいっても、ある調査によると、1日2回も洗髪をする“シャンプーマニア”の女性は、一昨年が1%だったのに、昨年は3%になるなど、衰えていない面があります。ナイロンタオルによるゴシゴシ洗いが、なかなかやめられないのと同様なのかもしれません。

どの“まち”も最近は、美しく整備されてきました。でも、人ゴミでチリやホコリがいっぱい。

おまけに、排気ガスで、一日外に出ていると、髪やお肌が臭く汚れた感じになります。

ゴシゴシ洗いは、日本の“まち”がかもし出す、悲しい宿命なんでしょうねぇ。

 

 

※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

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