BATHINGお風呂
2020
03.13
日本温泉協会が5段階評価制度新設~『入浴福祉新聞 第81号』より~
『入浴福祉新聞 第81号』(平成14(2002)年9月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
日本温泉協会が5段階評価制度新設
本紙でも何度かお伝えしていますが、湧出の温度や量が少ないため、沸かしたり…水道水を加えたり…果ては循環して使用したり…などなど。温泉に飢えている日本人をいいことに、〔インチキ温泉〕が急増してきた旨を告発する温泉研究者も登場し、温泉への信頼度が揺らいでいる昨今です。
そうした批判を受けて、(財)日本温泉協会がこのほど〔5つ星〕制度を新設。全国の約2万軒のホテル、旅館、保養所、公営浴場などの温泉を格付けする事業を始めました。
源泉に入浴できるのか…遠方からパイプで引いている温泉か…トラックで運んだ温泉か…温泉を循環させて使用しているのか…などを総合的に評価し、〔1つ星〕から最高の〔5つ星〕までを表示して、利用者の目安とするわけです。
もともと日本の『温泉法』はかなりいい加減。湧出温度が25℃以上なら温泉とされ、25℃以下でも特定成分18種類の1つでも基準量に達していれば温泉を標榜できる、といった点も改革すべき時代にきているようです。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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