有馬温泉といえば、2013年4月に放送された『SMAP×SMAP はじめてのSMAP5人旅スペシャル』を思い出す方もいらっしゃるかもしれません 😀
有馬温泉は、兵庫県神戸市にある1400年の歴史を持つ温泉です。
日本書紀や風土記に登場する三古泉の1つで
清少納言『枕草紙』の「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」に由来する三名泉
林羅山の漢詩「諸州多有温泉、其最著者、摂津之有馬、下野之草津、飛騨之湯島是三処也」に由来する三名泉
の1つでもあります 😎
有馬温泉には、金泉と呼ばれる赤褐色の温泉があり、それ以外の透明な温泉は銀泉と呼ばれています。
金泉は塩分と鉄分を多く含むため、お湯が空気に触れると赤褐色に変化するそうで、金泉での入浴後、上がり湯を浴びずに体を拭くとタオルが赤くなってしまうとか 🙄
以下、泉質別の特徴と適応症について掲載します(有馬温泉観光協会公式サイトより)。
金泉(含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉) |
冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果 塩がお肌につき、薄い皮膜をつくるため、保湿効果が持続します。 また、メタ珪酸といわれる物質が多量に含まれているため、お肌の肌触りがマイルドになり、保温効果も大きくなります。 感染性皮膚疾患や慢性湿しんに効果 殺菌作用があります。 各種アレルギー性皮膚疾患、慢性湿しん、じんましん、傷・やけどに効果 カルシウムイオンが豊富に含まれています。 適応症…炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬(かんせん) |
銀泉(二酸化炭素泉(炭酸泉)) |
高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、機能性心疾患に効果 毛細血管の拡張により血流が増加します。 食欲増進の効果 飲用すると、胃液の分泌を刺激します。 適応症…高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、無治性の傷、手足の局所的循環障害 |
銀泉(放射能泉(ラドン泉)) |
呼吸器からのガスの吸入により、全身の組織へ到達し、自然治癒力を高めます。 適応症…硬直性脊椎症、関節の退行性症状、慢性多発性関節症、脊椎の退行性疾患、慢性痛風、関節、筋肉リウマチ、軽度の末梢性動脈血行障害、更年期障害、気管支性ぜんそく |
泉質によって効果も様々なので、それぞれの湯を味わってみるのもよさそうです 😆
有馬温泉の名が知られるようになったのは、舒明天皇(593〜641年)や孝徳天皇(596〜654年)が行幸された頃からだったようです。その後、幾度かの衰退や災害による荒廃の時期を迎えましたが、時代ごとに行基、仁西、豊臣秀吉などが尽力したことで再興・繁栄し、現在もその賑わいが続いています 🙂
出典:有馬温泉観光協会公式サイトより 温泉禅寺 薬師如来の導きで有馬温泉を訪れた行基が神亀元(724)年に建立。天正4(1576)年の大火により焼失。 再建されたが、明治維新の廃仏毀釈により薬師堂以外は取り壊された。
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太閤秀吉に愛された有馬温泉、ぜひその歴史の重みを感じてみたいですね。
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