BATHINGお風呂
2019
08.09
心身を癒やしてくれるお風呂 ですが・・・~『入浴福祉新聞 第53号』より~
『入浴福祉新聞 第53号』(平成7(1995)年10月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
編集室
心身を癒してくれるお風呂 ですが…
大阪での研修会の前日、数時間でしたが、神戸の街を歩いてきました。
復興が始まったとはいえ、その惨状は、テレビや新聞・雑誌の写真で見たのとはおお違いでした。
皆さまもぜひ一度は出かけてみてください。
ある新聞が、被災者から聞いた「震災に遭って、最も大切と思ったこと。要らないとおもったモノ」を記事にしていました。
〔要らないモノ〕に目立ったのが洋服と食器類でした。日本人はこの2つを必要以上に持ちすぎているようです。
ある被災者は「化粧品」などもう要らない…お風呂に入れれば、どうでもよかった、と答えていたのが印象的でした。
戦禍の果てに難民となり、ようやく日本にたどり着けた日本女性も記者会見で、「とにかくいまはお風呂に入りたい」と語ったそうです。
心身を癒してくれるお風呂…何にも変えがたいお風呂…そのお風呂を、オウム真理教では、異常な療法や修行などに使っていたことが報道されました。
50℃という高温に繰り返し入ることを強要され、死んでいった信者がずいぶんといたようです。
“特効薬”の使用法を誤ると“劇薬”になるのです。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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