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お風呂古今東西
2019 06.14
その67 シャンプーの歴史

平安時代の女性は髪が長く、髪を洗うのは年に1回程度だったといいます。

その時代では、米のとぎ汁や植物の皮をお湯で浸した液で髪を洗い、臭い消しのためにお香を髪に付ける習慣がありました。

 

江戸時代になると、髪の毛を水で洗うようになりますが、それでも髪を洗うのは月に1度位が一般的でした。

髪を洗う時には、米ぬかやうどん粉、粘土などの混合粉を用いて髪の油分を取り除いたそうです。

 

やがて明治時代に入り、火山灰や粘土などを混ぜた「髪洗い粉」が売られるようになり、「シャンプー」が生まれたのはその後20年を経た1930年に入ってからです。

終戦から約5年を経て、市民の生活が落ち着き始めた1950年頃からは、今のような液体シャンプーが普及し始め、1960年にはリンスも発売されました。

 

 

現在では、髪質によってシャンプーを使い分けたり、男性用のトニックシャンプーなどもあり、シャンプーの種類も多様化しています。

 

 

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執筆者:Dr.デベロ
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