2017
06.23
その20 温泉分析書
温泉の浴室や脱衣所には、その温泉の履歴書とも言える「温泉分析書」が掲示されています。
平成19年10月には温泉法の規定により、温泉成分の定期的な分析を受け、その結果に基づく掲示内容の更新が義務づけられました。
源泉であるかどうかを見極めるのに目安となるのが、泉温(せんおん)と湧出量(ゆうしゅつりょう)です。
泉温とは、湯元の温度の事で、泉温が低ければ加温され、逆に高ければ加水されることがあります。
湧出量は湯元で毎分どれだけの湯が湧き出てくるかを示す数値で、湧出量が毎分70リットルあれば、掛け流しの浴場で十分な湯量を確保できます。
このような事から、泉温40度前後、湧出量毎分70リットル以上の温泉は、源泉である可能性が高いと言えます。
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