BATHINGお風呂
2021
06.11
お風呂にまつわるあれこれ~『入浴福祉新聞 第120号』より~
『入浴福祉新聞 第120号』(平成24(2012)年4月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。 発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。 |
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お風呂にまつわるあれこれ
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「風呂」をキーワードに探し物をしていたら齋藤孝氏の「折れない心の作り方」に人と深く関わる場面のひとつとして銭湯が取り上げられていた。
「裸の付き合い」と題したそこには、「風呂とは、身体をさらしあう隠し事のない関係が作れる場であり、フランクな関係が自然と生まれる機会である。」とあった。また、「お湯につかり、身体が温まると、心も身体もゆるむ。ゆるむと人間、感受性が高くなる。」とも書かれてあった。
翻って考えると、胸襟を開き入浴介護を受け入れてくれる方があってこそ訪問入浴介護は成立する。その後に、フランクな気持ちになって隠し事なく話をしていただけるとしたら、訪問入浴介護従事者の方々の利用者へ向けられる眼差しと支援の手の温かさに触れたからに他ならない。
「今日もいいお湯だったよ。」「また来てね。待ってるよ。」は最高の賛辞であると思う。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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