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2021 08.27
高齢者の36%が現在の住宅に不都合感じています~『入浴福祉新聞 第78号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第78号』(平成14(2002)年1月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

段差を解消したい…入りやすい浴槽に…浴室暖房も…

高齢者の36%が現在の住宅に不都合感じています

 

 

 

「住み慣れた家で暮らしたい」という高齢者の願いを満たすためには、住宅環境の整備が不可欠。最近は、住宅改善の資格に人気が集まるなど、国民の関心も高まってきました。

内閣府が昨年秋に発表した『高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査』によりますと、64%は「現在の住まいでも問題はない」としていますが、老朽化などで不都合を感じている高齢者がやはり少なくないことが判りました。

この研究は、昨年2月に全国3000人の60歳以上を対象にアンケートを実施し、74%の有効回答を得てまとめられました。

調査結果をみますと、〔住宅で困っている〕と答えた高齢者のその内容は、1位が「古くて傷んでいる」で14%。2位は「高齢者には構造や造りが使いにくい」と「台所・便所・浴室などが使いにくい」でした。

そのため、「手すりの設置」と「住宅内の段差解消」を20%の高齢者が希望していました。次いで多いのが、「浴槽を入りやすいものに替えたい」の11%、「浴室に暖房を付けたい」の9%で、流しやトイレの改善、防犯装置や緊急警報装置の設置以上に高い希望率でした。

デイサービスの入浴や訪問入浴サービスを利用するまでには至らない高齢者の浴室介助は、これからますます大きな課題になってゆくはずです。〔高齢者の浴室事故〕が社会問題になってきている折、浴室改善に福祉関係者はもっと目を向ける必要を感じます。

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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