『入浴福祉新聞　第84号』(平成15(2003)年7月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

重度の在宅患者さんも心地よい音楽に笑顔！

今年の全国入浴福祉研究会の分科会で、〔音楽療法〕の話題が出され、入浴しながら利用者の好きなミュージックを流す、といった粋な試みも紹介された。

心地よい音楽は、心にいい影響を与えるため、最近は医療や介護の世界で注目されている。厚生労働省特定疾患QOL研究会の報告によると、西日本の医療機関の協力を得て、人工呼吸器などの医療器具を利用している寝たきりの在宅患者を、医師が音楽療法士を伴って訪問し、楽器演奏や歌を聴いてもらったところ、患者さんが笑顔を見せたり、感涙したりするケースが目立ったという。

入浴をすると、誰もが鼻歌が出る。訪問入浴介護に、音楽を積極的に採り入れて、奥深い介護にしてゆきたいものである。

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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