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浴説
2020 10.30
Voice 72
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

 

訪問入浴の仕事に就いて、約4ヵ月が経ちます。この4ヵ月でたくさんのご利用者、ご家族と出会いました。

その中でとても印象的な方々がいます。

終末期を迎えた80代男性。とても入浴が好きで、ご本人、ご家族ともに1回でも良いから゛お風呂に入りたい”゛入れてあげたい”との希望でした。

訪問してバイタル測定を済ませ、「バイタルも大丈夫なので入れますよ~」と声をかけると、ご本人は「良かった~」とニコやか。ご家族は、「良かったね、入れるよお風呂」と涙目。

浴中、病院ではシャワー浴しか出来なかったり、清拭だけだったりで、湯船に入れていないとのことでした。

「夢の時間だね~」と入浴の時間を笑顔で過ごしました。

浴後、片づけを終え挨拶をすると、ご家族から「父の夢を叶えてくださってありがとうございました。入浴せず見送ったら、きっと後悔してたカナって思うんです。私達娘の心も救ってくださって…本当にありがとうございました。」との言葉をいただきました。娘さんは深々頭を下げ、号泣されていました。

私は、入浴のお手伝いをしただけ…と思っていましたが、ご家族からしたら、その入浴をさせることも困難であり、ありがたいこと。娘さんの涙で、思わず「貴重なお時間を共にさせていただいて、こちらこそありがとうございました。」とお伝えしました。

その翌日、ご家族に見守られながら息を引きとったそうです。

その方の最後の夢を叶えてあげられたこと、とても嬉しく思います。せっかく出会えた方とお別れしてしまうのは淋しいことですが、これからもきっとこういう方と出会うことがたくさんあるのだと思います。貴重な時間に携われること、この仕事の醍醐味だと思います。

 

 

 

 

 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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