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2018 03.16
Voice 15
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

 

 

 パーキンソン病、がん末期のターミナル期の利用者様、初回入浴2日前より吐気、全身疼痛の症状が

 あらわれて睡眠もとれておらず、きつそうにされていました。

 訪問時にも疼痛があり、入浴困難かと思われましたが、バイタルサインが安定。

 本人より「気分転換のためにも入れてほしい」と希望があり、短時間入浴することを決めました。

 

 洗髪を開始すると、苦痛な表情をみせていたのがだんだんと穏やかな表情に変わり、

 「私は幸せものね、女王様みたい」「あなた達は天使ね」と言われ、涙を浮かべていました。

 

 

 ターミナル期で疼痛等1日中苦痛で過ごされている中で、一時的でも笑顔になられたとき、

 最後に「ありがとう、また来てくださいね」の言葉を聞けたとき、

 訪問入浴をしていてよかったと思います。

 

 

 

 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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