2017
11.17
Voice 11
従事者向け
介護の現場には様々な声があふれています。
介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。
介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。
創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。
ここではそんな声の数々をご紹介していきます。
下肢麻痺のご利用者様。 訪問し始めは、少しのミスも許されない、自分の思い通りにならないと嫌、 あまり笑顔を見たことがありませんでした。
訪問開始から3~4ヵ月ぐらいたった頃、秋彼岸近く、 「また煮しめ煮ないとなぁ…女はいつも、正月・彼岸・お盆・彼岸と、煮しめばかり煮て嫌になる」 と話されたことから、 「どんなものを入れるのですか?」 と聞くと、材料・作り方まで教えてくれ、その後入浴しながらのお料理教室・家事裏ワザ、 相撲の話…といろいろ会話するようになりました。
初回訪問から1年ほど経過すると、 「あなたたちが来てくれるのが待ち遠しい。今日、風呂だと思うとワクワクする」 と笑顔を見せてくれるようになりました。 その笑顔と会話をスタッフも楽しみにするようになり、入浴サービスだけではなく、 笑顔と話題も提供できるサービスとなりました。
「病院受診に1ヶ月に1回、髪を切りに2ヶ月に1回の外出のみで、 あとはベッドの上でつまらなかったけれど、あなたたちに会えて良かった」 と言ってくれた時、涙が出ました。
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訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。
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