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浴説
2017 09.29
Voice 09
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

 

 

  今一番心の支えになっているのは、「せっかくお友達になれたのにね」というフレーズです。

 

 

  90歳を超えた女性ですが、お風呂が1番の楽しみで、体調不良では入れない時は泣いてしまう

  方でした。

  認知症もなく、その日のニュースは経済~スポーツに至るまで、あらゆる分野をチェックされ

  ていて、お話の中でこちらが教えて頂けるほどしっかりしています。

 

 

  自分の人事異動で、今日がここに来られるのが最後だと告げると、「なんで?」と。

  「違う営業所に所属になったんです…」その時に少し悲しげな表情であのフレーズを。

  外に出られず、社会とのかかわりも薄くなった方が、自分達の訪問をお風呂と同じように楽しみ

  にして下さっていた事。自分の役割というものを考えさせられました。

 

  今はこの言葉が心の支えです。

 

 

  営業所が会社都合で移転する事になり、地域単価が5級地から1級地へ変更となるため、お客様の

  ご負担が増える事がありました。

  お客様1人1人にその説明をし、その際今まで提供出来ていた温泉もなくなる事も伝え、今後継続

  してサービスさせて頂けるかお客様にお聞きしました。

  多くのお客様から、スタッフが変わらなければ安心だから、とお言葉を頂戴し、ご了承いただけ

  ました。

 

  1人も他社へ変わることなく引き継げた事で、人と人との信頼が大切だと改めて感じました。

 

 

 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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