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2022 11.18
要介護高齢者も女性はお化粧!男性はヒゲ剃り!②~『入浴福祉新聞 第90号』より~
 従事者向け

『入浴福祉新聞 第90号』(平成16(2004)年11月15日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

高齢者も女性はお化粧!男性はヒゲ剃り

 

音楽を活用して心身の健康を回復させよう、という〔音楽療法〕はもともとアメリカで50年以上も前に始められた。

日本では、1994年に岐阜県音楽療法研究所が誕生し、翌年に奈良市が音楽療法士養成講座を開設してから、ようやく注目されるようになった。

要支援や要介護の高齢者が童謡や昔の流行歌を歌ったり、楽器演奏に挑戦したりするのだが、この〔音楽療法〕を継続している高齢者などにアンケートをとると、病気になりにくくなった…よく眠れるようになった…食欲が増えた…といった声が寄せられるという。

痴呆症状の抑制と改善にも効果がある、といった研究論文も散見され始めている。

人はなぜ動物と戯れたがるのか?やはり、癒されるからだろう。空前のペットブームはストレス社会を反映した現象といえる。

〔動物福祉〕〔動物療法〕と訳されている〔アニマルセラピー〕の歴史は、古代ローマ帝国時代に遡れるほど歴史は古い。戦争で負傷した兵士のリハビリに、乗馬が効果を発揮したのである。

現代の日本でも、撫でる…餌を与える…話しかける…といったペットとの触れ合いにより、血圧が下がり…心理的な安定が得られ…自立心もわいてきて…ADLも改善される…などの効果が確認され、ペットを飼う高齢者施設も増えてきたようだ。

日本動物病院福祉協会という立派な団体もあり、ボランティアがペットを連れて訪問する活動も行っている。

〔園芸療法〕も関心が持たれるようになってきた。

プランターや庭畑で、草花の栽培などを趣味にすると、食欲が増進する…不眠症や失禁が改善され…人生に積極的になり…情緒も安定する…。こんな報告が出されてきたからだ。

すでに、全国の高齢者施設の5割弱、知的障害者施設の7割弱が、〔園芸福祉〕を実践しているとの調査結果もあるほどだ。

植物は一種の精神安定剤で、庭や林が眺められる病室の患者は治りが早く、壁だけの病室にいる患者は治りが遅い…とも言われる。

日本園芸福祉普及協会といった団体や、園芸療法を教える教育機関も誕生している昨今である。

このほか、小学校低学年レベルの計算問題を解いたり、平易な物語を音読したりする〔学習療法〕も、大脳の前頭前野を直接刺激するため、痴呆の予防に成果をあげているとか。

さらに、〔絵画療法〕〔色彩療法〕〔アロマテラピー〕〔回想法〕なども新しいケアとして関心が高まってきた。

福祉とは難しいコトを考えるのではなく、当たり前のコトを楽しんだりできるよう支援するコト。こうした〔○○福祉〕〔○○療法〕といった言葉が使われるようになったのも、要介護者の日常性を大切にしてゆこう、との機運が広がってきた証拠なのだろう。

 

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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