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2020 04.24
手荒れを防ぐ方法~『入浴福祉新聞 第53号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第53号』(平成7(1995)年10月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

介護福祉 こんなときどーするの

手荒れを防ぐ方法

 

 

「これからも、おたがい頑張りましょうネ」と言って別れぎわに握手したヘルパーさんの手が、夏なのにザラザラと荒れていて、あとあとまでたいへん気になりました。

入浴介護の仕事は、お湯を使うこと、そして感染症予防のために、手を頻繁に洗うことは欠かせませんから、皮膚の弱い方は手荒れを起こしてしまうのです。

 

 

介護をされる側にとっても、ザラザラの手ではチョット…という気持ちがあるでしょうし、活力の低下した皮膚にはバイ菌も付着しやすいので、手荒れはやはり好ましいことではありません。

 

では、手荒れを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。

 

まずは、手洗いのあとには、必ずクリームを手の平や甲、指など全体に擦り込むことを習慣づけることです。

 

すでに手荒れがひどくなっている方は、就寝前にもたっぷりとクリームを手に塗り、木綿の手袋をして、そのま寝て下さい。それでも改善が見られない場合は、皮膚科の医師と相談し、介護のときも手袋を使用させてもらう、などの対応が必要です。

 

また、洗浄剤や消毒薬の濃度をあまり濃くしますと、手荒れの原因にもなりますので、正確に計量して行うことをお願いします。とくに、『テゴー51』や『グリンス』といった商品名で販売されている消毒剤〔塩酸ジアミノエチルグリシン〕は、必ず手袋をして使用してください。

 

 

「手」は、介護者のイノチです。「手」は対象者にイノチを与える素晴らしい道具です。

手を大切にし、可愛がってほしいものです。

 

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

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