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2019 04.12
訪問入浴看護と自立指導 前編~『入浴福祉新聞 第18号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第18号』(昭和62(1987)年3月2日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

訪問入浴看護と自立指導

エンゼルヘルプサービス 代表 看護婦 小林 カツエ

 

☆再開発意欲引き出す入浴☆

 

私は総合病院に長く勤務した後、一昨年から訪問看護事業を民間で始めました。

現在、東京や茨城の自治体委託により、かなりのお年寄りをお世話しています。

 

巡回入浴の目的は、福祉と保健衛生にあることは当然ですが、私どもでは当初から、寝たきり高齢者の自立促進を主題に活動してきました。

超高齢化社会を迎えている今日。

入浴サービスも福祉介護にとどまるのではなく、寝たきりを治してゆく発想がなければ、年ごとに増大する対象者の絶対数に、看護する側が追われるだけの毎日となるからです。

 

現在では、医療サイドにより在宅寝たきり高齢者への自立指導が無きに等しく、保健所の訪問看護制度も、身体が硬くなった患者に対してはなかなか難しいようです。

理学療法士の訪問制度化も期待したいところですが、現状の資格者数では実現は遠い先と思われます。

 

そこで提案したいのが、巡回入浴を利用して自宅の御座敷でできる機能回復訓練です。

入浴は、血液循環の好転、血圧調整、肺活量の増加、“ラジエーターである皮膚”を清潔にすることによって得られる体温調節力の回復、などをもたらし、二次的、三次的な健康効果も得られます。

 

安らぎと良い意味の緊張がうまく調和して、自立欲求と自己再開発意欲が湧き出てくる多大なメリットがあります。

機器を使ったりリハビリ訓練にも堪えられない高齢者でも、入浴による自立トレーニングなら、気持ちよくでき、長続きできます。

 

ベットのなかでは曲がらない手足を、入浴中に笑顔で曲げて見せる例は、この看護に携わっている人なら熟知していることでしょう。

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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