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浴説
2019 04.19
Voice 35
 従事者向け

介護の現場には様々な声があふれています。

介護に携わるスタッフの声、介護サービスを受けるご利用者の声、それを見守るご家族の声。

介護が必要になった方々に対して交わされる言葉の数々は優しく、切実です。

創られたものではなく、誰かが実際に発した「Voice」は人の胸を打つことがあります。

ここではそんな声の数々をご紹介していきます。

 

 

訪問入浴実習を終えて     D・N

 

私は約1ヶ月の実習の間に、訪問入浴に8回ほど同行させてもらいました。

 

1回目の動向でまず、入浴車に積む道具の多さに驚きました。車いっぱいに道具を積み込み、ぎゅうぎゅう詰めになって目的地へ向かっている時にやっと、人1人の身体を洗うことは、とても大きな仕事なのだと実感しました。

そして、いざ利用者の方の所へ着くと、チーム3人、それぞれの仕事をテキパキとこなし、利用者の方の体調チェック・浴槽の準備などを流れるように行い、あっという間に入浴サービスが始まりました。私は、そのチームワークの凄さに圧倒され、ついメモを取ることも忘れて見入ってしまっていました。

同行を2回・3回と重ねるうちに、それまで気付かなかった気配りや注意点などが、段々と解るようになっていき、更にその凄さを知ることとなりました。

 

自分が利用者の方の立場になって考えた時、裸になる・ベットから浴槽に身体を移す・自分の身体をお湯につける・身体を触れられるなど、身を任せる上での不安は、数多くあるように思います。

しかし、このように、見事な連携で入浴サービスが行われるのであれば、その不安も小さくなり、安心して身を任せられると思いました。

気持ち良さそうに湯船につかられる方・激しく抵抗される方・ほとんど反応がない方と様々な方が居られ、その時々で対応を変えていく臨機応変さも大変勉強になりました。

 

今回の実習で訪問入浴に同行できた事は、とても貴重な体験となりました。

本当にありがとうございました。

 

許可をいただきまして、水俣市社会福祉協議会 入浴スタッフ一同様が発行されている

『水俣市入浴車だより(平成23(2011)年9月発行)』から、掲載させていただきました。 

訪問入浴介護に関するエピソードなど、皆様の“Voice”をお寄せください。お待ちしております。

 

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執筆者:Voice配達人
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