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介護情報録
2022 09.23
編集室~『入浴福祉新聞 第89号』より~
 従事者向け

『入浴福祉新聞 第89号』(平成16(2004)年8月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

編集室

 

報道機関も大きく伝えたように、厚生労働省が、法律用語にもなっている「痴呆」という言葉を改めるという。

仙台、東京、名古屋にある「高齢者痴呆介護研究・研修センター」からの要望を受け、痴呆高齢者を抱える家族はもちろん医療や福祉の専門家からなる委員会で検討するそうだ。

痴呆の「痴」は「やまいだれ」に「知」で愚かなこと。「呆」はボンヤリしているとの意味だから、やはり蔑視的故障であることには間違いない。

いい言葉が見つかることを期待したい。

 

痴呆もそうだが、「癌」も相当キツイ言葉だ。

治療技術の進歩で、癌患者の生存率はかなり高くなってきたなかで、やはり精神的な問題が大きく残されている。

厚生労働省の研究班が、癌生存者を対象に行った初めての全国調査では、不安や恐怖などの悩みをもつ人が5割以上。

生きる意味などを深刻に考えてしまいがちな人が4割近くもいた。

もちろん、痛みや副作用…治療費…仕事や地位…といった悩みも少なくないが、精神的なケアが大きな課題なのである。

 

癌生存者の心を落ち着かせ、希望をもって生きるためにも、湯浴の効用に医療はもっと注目してほしい。

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

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