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2018 03.09
痴呆の対象者を介護する大前提~『入浴福祉新聞 第44号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第44号』(平成5(1993)年7月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

介護福祉 こんなときどーするの

痴呆の対象者を介護する大前提

 

 

 

入浴介護対象者の家庭を訪問していると、「最近ボケてきたんですよ」と、訴える家族がいると思います。

では、「ボケ」って何なのでしょうか。

 

人間の老化現象のひとつとして、多くの人が45歳ぐらいから〔モノ忘れ〕が始まります。

知人の名前や昨日食べた物を忘れたりします。これは「生理的なモノ忘れ」で、日常生活には困りません。

 

 

こうした老化現象や病気による「ボケ」も、同じように通称「ボケ」と言っていますが、病気が原因の場合、正しくは「痴呆」と呼びます。「痴呆」の定義は〔正常に発達した知能が、成人後に、脳や身体の病気のため、異常に低下した状態〕とされています。「痴呆」は、記憶力だけでなく、理解力や判断力も大きく低下し、自分の行動にも自覚がなくなり、徘徊や妄想などの症状もあらわれ、日常生活にさまざまな支障が生じます。

 

 

その原因の8割は、脳の病気で、特に目立つのは、脳血管障害によるものとアルツハイマー型です。脳血管障害でも脳出血より脳梗塞が地方の原因となりやすいようです。いまだ原因が不明のアルツハイマー型は脳の神経細胞が委縮しながら死んでゆく病気です。

 

 

「痴呆」には、この他の脳の病気や、甲状腺機能低下症、うつ病、薬物の副作用など、たくさんの原因があり、発症の程度や進行度もさまざまです。「痴呆」は治らないともいわれますが、痴呆の原因となる病気には、治療が可能なものもありますので、早期に専門医の診断をすすめるべきでしょう。

 

 

「痴呆」の介護で最も大切なのは、相手を許容することです。患者の言うこと否定してはいけません。

この点をご家族にもご助言をお願いいたします。

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

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