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2017 09.08
入浴福祉懸賞論文①「入浴福祉業務と家族」~『入浴福祉新聞 第16号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第16号』(昭和61(1986)年9月15日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

『入浴福祉業務と家族』

北海道函館市中央福祉事務所 保健婦 加藤 タミ子

 

 

 

道内で初めて函館市が入浴業務を着手したのは、昭和48年の敬老の日でした。

当時の社会通念として寝たきり老人の入浴は未知で危険視もされていたため、私は大きな責任を感じたものでした。

 

 

そこで、入浴可否の診断は必ず医師が実施し、主治医がいない人、診断書料の支払いが困難な人などには、市が嘱託医を依頼することを働きかけ、スタートしたのです。

 

 

これまで入浴を申請した人は1193人で、私はその全家族を訪問し老人と接してきました。

入浴の効果はさまざまですが、共通するのはやはり表情がとても明るくなることでしょう。

 

 

「何年かぶりに健康な皮膚になった」と語った83歳の女性…倒れて以来初めて、入浴で笑顔を見せたお年寄り…2回目の入浴で見違えるほどの美人になったおばあさんもいました。

動かなくなった手の親指の爪を、5年間も切らず手の平に深く突き刺さっていた73歳の男性…また、元地方議員さんは、足も洗えず何年もたち、その足は松の木の幹のようでした。

 

 

 

かつては、かなりひどい状態が珍しくありませんでしたが、入浴業務が普及した現在では少なくなっています。

 

 

義理で介護をしている家族は疲労度も強く、病気がちですが、96歳の母を看ている75歳の娘は「お陰で若くしていられる」と語り、頭が下がる思いです。

 

 

 

しかし現在健康な人も、いつ介護される立場になるかわかりません。

住み慣れたわが家、わが町で明るく暮らせるよう頑張って行きたいと思います。

 

 

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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