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2018 01.26
マスターしたい救急法~『入浴福祉新聞47号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第47号』(平成6(1994)年4月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

介護福祉 こんなときどーするの

マスターしたい救急法

 

介護者にとって、対象者が脳卒中や心臓発作を突然おこしたらどうすればいいのか、たいへん不安だと思います。

 

そこで、マスターしておきたいのが救急法です。

 

対象者が倒れたら、「意識があるかどうか」、声をかけたり、肩を軽くたたいたり、胸骨をにぎりコブシでゴリゴリ擦ってみます。

すぐ目を覚まし、受け応えが出来るようでしたら、とりあえず心配はいらないでしょう。

 

 

意識がないな…と思ったら「呼吸をしているかどうか」を調べます。

意識がなくなると舌の付け根が下がってきて、喉の奥を塞いでしまうからです。

口のなかに吐物がある場合は、顔を横にして指で吐物をかき出し、気道を確保します。

 

 

意識がない…呼吸もしていない…となったら、すぐ119番に連絡して応急処置を開始します。

人工呼吸と心マッサージです。

 

 

人工呼吸を行う前に、ノドボトケに中指と人差し指を当て、指を横にずらしながら頸動脈を探して脈をみてください。脈があれば人工呼吸をつづけて、救急車を待ちます。脈がふれない場合は、心マッサージも行います。

 

呼吸もとまっている場合は、口対口で人工呼吸をします。

オデコに当てた方の手で鼻をつまみ、息が漏れないようにして、自分の胸が空になるくらい息を吹き込みます。

人工呼吸は1分間に12~15回が目安です。

 

心マッサージは、対象者を固い床や畳などに仰向けに寝かせ、ひざまずいた姿勢で両手を重ねて胸骨の上に置きます。両肩が対象者の胸の真上にくるようにして、肘を伸ばして体重をかけ、1分間に80回の割合で垂直に押し続けます。

 

人工呼吸と心マッサージを1人で行う場合は、「人工呼吸を2回した後、心マッサージを15回」を繰り返します。

2人で行う場合は「1人が人工呼吸を1回したら、もう一人がマッサージを5回」を繰り返します。

 

 

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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