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2018 09.28
「末期ガンを宣告され激痛と闘うTさんの訪問入浴に取り組んで」⑤~『入浴福祉新聞 第64号』より~
 従事者向け

 

『入浴福祉新聞 第64号』(平成10(1998)年6月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

「末期ガンを宣告され激痛と闘うTさんの訪問入浴に取り組んで」

大分県九重町社会福祉協議会 看護婦 熊谷 京子

 

☆足浴でも「ミニ入浴だ」と大喜び

12月になり、週1回の訪問をすることになりました。健康チェックの後、痛みや倦怠感の程度を確認し、家庭介護者から、衣服やシーツ交換などの要望を訊き、その日のサービス内容を決めるようにしました。

Tさんに負担をかけないよう、入浴とほぼ同じような効果を得るために、できるだけ手浴・足浴・陰部洗浄、などを取り入れるようにしたのです。

足浴の時、曲げることができない右足は、紙オムツを足の下に敷き、ピッチャーで湯をかける方法です。陰部や背部の洗浄も紙オムツを利用して、同じ方法で実施しました。とくに足浴は心地よい様子で、「ミニ入浴だ」と、喜んでくれました。

 

12月中旬になると、尿管カテーテルからの尿が流出しないため、膀胱瘻を作るための手術を受けました。これで尿の流出は順調になりましたが、足のムクミが強くなってきました。食欲不振も続くため、医師の指示で、ハイカロリー飲料(1本250ml中250kcal)を1日2本程度、食事の合間にとるようになりました。

しかし、12月下旬には、ムクミが全身に観察されるようになり、腰部から下肢にかけての痛みと衰弱のため、体位交換も困難となってしまいました。これでは褥瘡が危惧されるため、医師の許可を得てエアーマットを敷くことにしました。

 

1月になると、吐き気が時々あるものの、食欲が出てきました。調理に工夫をしても、ほとんど受け付けなくなっていたTさんですが、朝から“うどんすき”が食べたい、などと言うようになったため、奥様も大喜びです。痛みは内服と坐薬でコントロールできている様子で、訪問すると「今日は髪を洗ってください」などと要望します。

 

 

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「末期ガンを宣告され激痛と闘うtさんの訪問入浴に取り組んで」④~『入浴福祉新聞 第64号』より~

 

※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

 

 

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