2022
12.02
痴呆症だったら告知を 国民の8割以上が希望~『入浴福祉新聞 第90号』より~
『入浴福祉新聞 第90号』(平成16(2004)年11月15日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
痴呆症だったら告知を 国民の8割以上が希望
痴呆性高齢者対策の重要性が叫ばれているなか、東京都老人総合研究所が、国内では初めてといわれる〔痴呆に対する大がかりな国民意識調査〕を4月に実施した。
その結果、「自分は痴呆症かも…と思ったとき、医師の診断を受けたいか?」との設問では、「受けたい」が85%もいて、「受けたくない」はわずか8%だった。
また、「痴呆症と診断されたとき、予想される数年先の自分の症状を知りたいか?」では、「詳しく知りたい」と「ある程度は知りたい」が合わせて84%もいた。
また、症状が進行して自己決定が不可能になった場合の介護や治療についても、前向きに事前に対処しておきたい、とする人がほとんどで、痴呆症問題への健全な意識が浮き彫りにされた。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。