BATHINGお風呂
2020
03.27
好まれる銭湯の基本条件は[清潔!]~『入浴福祉新聞 第81号』より~
『入浴福祉新聞 第81号』(平成14(2002)年9月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
好まれる銭湯の基本条件は〔清潔!〕
世界に誇れる〔生活文化施設〕である公衆浴場は、どこも経営がいっそう厳しくなっています。しかし、この輝かしい文化を、利用者の立場から守ろうとする愛好家が最近は随分と現れてきました。北海道で高校教諭をしている塚田敏信さんもそのお1人で、道内の公衆浴場めぐりをして『いらっしゃい北の銭湯』(北海道新聞社刊)を著したり、銭湯倶楽部を組織して会報『銭湯市場』を発行したりしている。
この『銭湯市場』4号に、愛好家による〔銭湯への苦言〕が掲載されています。
塩素の臭いが強い銭湯の湯は嫌だ…体が痒くなる入浴剤の銭湯は困る…髪の毛がたくさん落ちている銭湯には行きたくない…湯船に垢が浮いていたり、トイレが汚い銭湯はダメ…洗い場が寒くて狭い温泉はいただけない…暗い銭湯では二の足を踏む…といった具合。
建物が古い新しいに関係なく、好まれる銭湯の基本条件はやはり〔清潔〕ということになりそうです。
※発行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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