2018
05.11
その41 日本人と風呂
日本のお風呂の歴史は、6世紀に仏教と共に中国から伝わったといわれております。
仏教では、「お風呂に入ることは七病を除き呂得に入ることは、七福が得られる」と説かれていたことから、多くの僧侶が心身を清めるためにお風呂に入りました。
日本の昔話に「お風呂に入るお地蔵さん」という話があります。
あるお茶屋に、夜になると決まって「風呂に入れさせてもらえませんか」と知らない人が訪ねてきて、気のいいお茶屋さんは嫌な顔をせず風呂に入れてあげたそうです。
これはお地蔵さんが人間に化けて、お茶屋さんへ風呂をもらいに行くという話ですが、このお地蔵さんは、現在も「福寿延命縁結地蔵」として祀られています。
昔話で語り継がれるほど、日本人の風呂に対する信仰は深いものであることがわかります。
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