2018
01.05
入浴福祉懸賞論文⑤「入浴サービス事業に取り組んで」~『入浴福祉新聞 第16号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第16号』(昭和61(1986)年9月15日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
『入浴サービス事業に取り組んで』
群馬県尾島町社会福祉協議会 ホームヘルパー 宮下 史子
昨年の2月から、ボランティアの協力を得ながら入浴車が走り始めました。
家庭によって老人の立場はまちまちで、受け入れ体制も違いますが、介護者の精神的、肉体的な疲労がみられ、親族の援助の必要性も痛感しました。排尿の心配から水分をひかえ、脱水症状をおこしている人もいるなど、福祉機器の知識がないため病状を悪化させているケースも見られます。
介護のことを話し合うことも、いろいろな面で家族の気持を明るくするようです。
今後、入浴車をもっとPRして、独居老人宅への訪問、利用者本位の入浴日の検討などが必要です。
尾島町は福祉のモデル村区に指定されましたが、ヘルパーももっと専門的な知識を身につけ、多くの人に入浴させてゆきたいと思います。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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