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2017 03.24
水と人間 その1~『入浴福祉新聞 第3号』より~

『入浴福祉新聞 第3号』(昭和58(1983)年2月15日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

 

 

水と人間 その1

立井 宗興

 

私たち人間は「水」とどう付き合うかで健康や寿命が決まる、ともいわれます。

 

人間の体の7割か8割は水分で、たいへん水が多いわけです。水がなければこの世ともオサラバです。

また、体の水分が多すぎても、少な過ぎても体調が悪くなりますし、ひどいときには死んでしまいます。

 

水は人間にとってたいへん重要な役目をもっていますが、意外と軽んじてはいないでしょうか。

 

日常生活のなかで、体内へ入れる水、体外へ出す水、それに体を洗ったり浴びたりする水、全身を浸す水、などなどを一度じっくり考えてみることをすすめます。

 

何気なく使ったり見たりしていた水が不思議な物質に思えてきて、水への興味がわいてくるはずです。

 

水は生命を救う秘薬であり、また死にいたらしめる劇薬でもあります。

 

水の素晴らしさと恐ろしさを知ることで、入浴や入浴や飲み水の温度などの考え方も変わるでしょう。

 

私たちがふだん飲食に供している水は純粋なH2Oではなく、そこには地上のいろいろな元素が溶け込んでいます。ですから、土地によって水道の水でも味や質が異なります。

 

では、一番きれいな水は何でしょう。

 

それは健康な人の体内から排出されるオシッコなる水です。

 

 

 

行当時の原稿のまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

 

 

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