2018
01.19
茨城県出身の力士 海乃山勇
1月14日から初場所が始まり、茨城県出身の横綱・稀勢の里も出場しています。
成績はなかなか奮わないようですが、引き続き応援したいですね!
今回紹介いたしますのは、関脇 海乃山です。
若浪関の優勝を決めた一番の取り組み相手であった海乃山関は、昭和15(1940)年に現在の龍ヶ崎市大徳町に生まれ、昭和31(1956)年5月場所で初土俵を踏みました。
昭和36(1961)年1月入幕。
海乃山関の得意技は蹴手繰りで、これは、立ち合いの一瞬に体をひらいて相手の足をけるとともに相手の体を手繰るようにして倒す技です。
奇襲であり、相手に読まれて外されると不利な体勢になってしまうので負けてしまうことが多いのですが、海乃山は相手に警戒されても、この技を用いて成功することが少なくありませんでした。
昭和42(1967)年11月の九州場所11日目、負けなしの10勝を上げ、全勝優勝した前場所からの連勝記録を25としていた横綱 大鵬を、関脇 海乃山が得意の蹴手繰りで土俵に這わせました。
連勝をストップさせられた大鵬はこの場所、優勝を逃します。
この大鵬戦では、最初の蹴手繰りは外されましたが、再度の蹴手繰りが奏功しました。
“曲者”とされた海乃山関は、大鵬から3個、柏戸から1個、栃ノ海から1個、あわせて5個の金星を上げています。
公益財団法人常陽藝文センター・発行『常陽藝文2017年4月号』参照
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