BATHINGお風呂
2023
08.04
お風呂にまつわるあれこれ~『入浴福祉新聞 第152号』より~
『入浴福祉新聞 第152号』(令和5(2023)年7月15日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
お風呂にまつわるあれこれ
吹く風の中を魚飛ぶ御禊かな 桃 青(芭蕉)
季語は「御禊(みそぎ)」で夏。陰暦6月晦日、身の穢れを祓うことを言います。「名越の祓」ともいい、川で御祓いをすること。「川祓」ともいいます。「御禊川」は、御祓いをする川であり、その川での出来事を謳ったもので「川の水で御祓をしていると、涼しい川風が起こって、その中に魚が跳ね上がる。身のひきしまる御祓であるが、なかなか楽しい感じがする」という内容です。
真夏の厚さにはまだまだいかないけれど、さわやかな初夏の陽光に川の祓も苦にならない情景が浮かびます。お風呂ならずとも川の水の清らかさに増して、心を洗い日々を楽しむ気持ちに習いたいものです。
今年も豪雨と熱波がやって来そうです。常に万全の備えをしていただければと思います。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。