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2022 01.07
お風呂にまつわるあれこれ~『入浴福祉新聞 第127号』より~

『入浴福祉新聞 第127号』(平成26(2014)年1月1日発行)より

過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。

発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。

 

お風呂にまつわるあれこれ

ある雑誌に「混浴温泉」の記事がありました。

「混浴」というと様々な想像をしますが、もともとは長期間滞在して温泉に入り、自然治癒力を高めて病気を治す「湯治」という目的で温泉は活用されてきました。

その湯治に来る客の多くは高齢者であり、腰やひざに痛みを持っています。そのため、お互い支えあいながら浴槽の出入りをするわけで、混浴でなくてはそれができない事情がありました。

つまり混浴は、「湯治場」における必然の入浴スタイルでした。

それが公衆浴場法などの法律で原則禁止となったため、過去20年の間に500湯以上の混浴可能の湯が消えてしまったのです。

代わって、「風呂つき客室」が増えましたが、温泉地の風呂の醍醐味は「大浴場」に入ることです。

自分が介護される頃にも「混浴」が残っておりますように期待しています。これは純然たる大浴場を楽しみたいが故の呟きです。

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