2017
05.12
その17 水栓の雑学
わたしたちの生活に欠かせない水ですが、日本では明治時代に上水道がひかれ、野外に設置された共用栓を当時は使用していました。
その頃の共用栓は、ヨーロッパからの輸入品が多く、特に水の神として崇められた「ライオン」をかたどったものが主流でした。これが国産に代わる時、アジアでは水の守り神とされていた「龍」のデザインへ変わっていきます。
やがて各家庭に水道が設置されるようになると、水の出口が龍の口より小さいということで、「蛇口」と呼ばれるようになりました。
現在でも、ライオンのレリーフの口から水が出ている共用栓を街頭で見かけることがありますが、その歴史を知ることにより、趣が少し増して見えてまいります。
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